タイトル:からくりのエレメントelements of motion
サイズ:幅60cm×奥行き13cm×高さ30cm
動き:ハンドルを回すとさまざまなからくりの部品が動きます
使われている部品は、ラチェット、クランク、ギア、偏芯カム、ゼネバストップ、二重偏芯カム、ピンホイール、回転運動と直線運動の変換メカニズムなどです
ハンドルの脇についているのは、逆回転を防ぐためのラチェットです。
クランクです。クランクが回転すると、頭が上下しヘディングをします。
奥の中心のシャフトについているギアが、手前のギアを回転させ鉄棒を回し、人形が回転します。
偏芯カムが回転し、上に乗っているシャフトを上下させ、人形がパクパクします。
笑顔の向こう側にある、複雑な形の部品がゼネバストップです。中心のシャフトが1回転する毎に、1/4回転します。
これは映画のフィルムを動かすために利用されています。
これはアニメーションです。ウエンジュ(こげ茶色の木)に開けられた横向きのスリット間にある点が左右に動きます。
左の写真ではスリットの中の真ん中より少し左側にある点です。動画ではちょっと見にくいですが、良~く見ると点が動いているのが見えます。
二重偏芯カムです。人形の顔が左右に動きます。
これも偏芯カムですが、先ほどの口がパクパクするのとは逆に下向きに作用して人形を腕立て伏せさせます。
ピンホイールです。ギアと同じで、回転を伝えますが、回転軸を縦から横に直角に変えています。
これは、回転運動を直線運動にして、もう一度回転運動に戻し、そしてもう一度直線運動に、最後にもう一度回転運動にかえる機構です。
ちょっとわかりにくいので動画をじっくり見てください。
ひとつ前の写真を横から見たものです。